【ネタバレアリ】SAW5を観てきました
先日、ソリッドシチュエーションスリラー「SAW」シリーズの最新作「SAW5」を観てまいりました。封切日の翌日だったのですが、朝1だった事もあってか、劇場内は比較的空いており、ゆったりと鑑賞する事ができました。数々のショックシーンでは思わず手足に力が入りましたが・・・。
【あらすじ】
ジグソウの遺体と対面し、ゲームへの強制参加を知ったFBI捜査官ストラムは奇跡的にトラップを逃れる。ところが、満身創痍の自分に比べ、同じく生還したホフマン刑事は無傷で、しかも連続殺人事件解決の手柄を独り占めにしていた。
一方、ジグソウことジョンの元妻ジルは弁護士から手渡された遺品の木箱を開けて驚愕する。そして、密室に監禁され、首輪で繋がれた5人の男女に新たなゲームの開始が告げられるのだった…。(goo映画より引用)
【感想】
この作品はまだ完結する事のない、進行形の1つの物語です。だからソウシリーズを全く観た事がない方がいきなり「5」だけ観ても、人間関係や繋がり、展開についていけず半分も楽しめないと思います。そういった意味では「13日の金曜日」のようなホラーとはまた少し違った位置にあるかと思います。
元々はジェームズ・ワンとリー・ワネルの2人が考えた短編のアイデアを基に作られた「SAW」の1作目ですが、見事なプロットとどんでん返しに世界中が驚き、大好評の中でシリーズ化されていきました。上で私は作品ごとの繋がりがあると書きましたが、むしろ事件は方々で起こり、そこに関連する人間関係が何らかの形で繋がっていると言った方が適当かもしれません。
しかし肝心の脚本家が、シリーズ間で何人もまたがっている事から、やはりどうしても「関連を後付けしている」と言われても仕方がない部分があると思います。また5作品全て劇場公開時に「R-15指定(※参照)」を受けている事からも、ゴア描写という部分でも相当の覚悟がいります。
※映画倫理管理委員会が決めた映画鑑賞の際にその映画を見ることが出来る年齢制限の規定のひとつで、15歳未満(中学生以下)の鑑賞には不適切な表現が含まれるものには、入場を禁止している。
※以下、本文は映画「SAW」シリーズに関するネタバレの可能性がある表現が含まれております。お読み頂く際には予めその点をご了承ください。
【感想】
このシリーズにはゴア描写だけではない、どんでん返しや意外な伏線をはじめとする脚本の妙がありますが、今回はさほどそれを感じませんでした。元々ここまでシリーズ化させるつもりもなかったと思いますし、どうしてもソウの世界観を壊さないように、無難に後付けしていってるという感がぬぐえません。
今回はラスト付近のどんでん返しも見抜くのが非常に簡単で、全く驚きはありません。5作の中ではラストの驚きの少なさは「3作目」レベル、展開の浅さは「2作目」より下かなという感じがします。 妹への復讐の弱みを握られたホフマンが、一連のジグソウ事件でかなり「ソウ2」ゲームの時点では既に「共犯(not後継者)」であった事が分かり、犯罪者の再犯率に絡め、犯罪者リストをジグソウにリークしていた等、スッキリした部分もある反面、「ジグソウのゲームは更正の道を残す」といった部分で、過去のゲームを振り返って必ずしもそうだったかな?という疑問や混乱も残りました。
また時系列もさらに脳内でグチャグチャになりました(ソウ5の5人のゲームと、ソウ1の太った男性がワイヤーに絡むゲーム(車の中で室内の爆発の音が聞こえたけどあれは何・・・)は同時刻?関連性なし?)。
ストラム捜査官は、忠告どおりジグソウの死体の部分から先に行ったから死ぬだろうなというのも分かりましたし(タップ同様、事件に首を突っ込みすぎた罰で)、想像した通りに進んだという意味の肩透かしが大きかったです。もっとこのシリーズには驚きがほしいと願ってしまうのです。最後の箱のところでも、箱の中の方が安全だろうなと直ぐ分かりましたし(個人的にはあそこで真犯人は本当にストラムで、操られていただけのホフマンが負ける展開であれば更に興味深かった)。
元の奥さんに遺した箱の中身、生死が確認できないその他の登場人物など、6作目ではさらにソウの世界は膨らむのでしょうが、この世界が完結する際は「あ、そういう事だったのか!そういう目的で行われていた壮大な計画だったのか!」というスッキリを求めてしまいます。展開そのものに必ずしも満足はしておりませんが、やはり足を突っ込んでしまった以上、どう終わらせるのかを見届けたい気持ちが強くあるのです・・・。
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■SAW5 オフィシャルページ
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