先日、渋谷の映画館に行ってきました。
2月28日~3週間限定で渋谷のライズXという映画館で
「デイヴィッド・リンチワールド」という、私の大好きな監督の初期の短編を上映しているのです。
時間帯によって3つのスケジュールでやってるのですが、その中で今日観たのは「The Short Films of David Lynch」です。
77年に「イレイザーヘッド」で長編デビューする前、学生時代等に作成していた短編をまとめたもの。アメリカでは既に2002年には形になっていたのですが、日本ではめったに上映されていなく、心から本当に待ちわびた上映でした。
ただリンチの映画は難解でシュールなので、文字に起こしても凄みが伝わらないのです・・・。むしろ映画監督というより芸術家の域の方ですから。なので各短編の簡単なあらすじを述べたいと思います。
「SIX MEN GETTING SICK」(1967年)
わずか1分間、6人の人間が病を犯して血に染まり嘔吐するアニメーションが何度も何度も繰り返される。サウンドはサイレン音(う~う~♪)のループ。怖い。
「THE ALPHABET」(1968年)
ABCの唄に乗って、画面内に散らばったAからZ。それが1つになり、人間の脳内に入り言葉を覚え、最後にはベッドの上の女性が苦しみ、血を吐く。
「THE GRANDMOTHER」(1970年)
両親に折檻を受ける少年。ベッド上に石を土で埋め、蒔いて水をかける。育った木の中からお婆さんが現れ、少年の心の癒しになるが、やがてお婆さんは死ぬ。最後には少年も木になり、感情が暴走し、少年はアニメーション(妄想?)の中で両親を叩きのめす。
「LUMIERE」(1995年)
特段メッセージ性も感じられない人が歩くただの街並みが数分流れる。正直感想もないし、記憶も曖昧。
「THE AMPUTEE」(1973年)
日本題「切断手術を受けた人」。両足の膝下の無い女性が複雑に絡んだ恋愛日記を書きながらつぶやく。途中から来た医者(リンチ本人)が左膝の治療をしている。
「THE COWBOY AND THE FRENCHMAN」(1987年)
ハリー・ディーン・スタントンとジャック・ナンス出演。カウボーイが山をおりてきたフランス人と交流する。始めは言葉の壁で通じないが、徐々に打ち解け、最後は一緒に夜ダンスにふける。朝方、フランス人は自分の持ってきたカタツムリに何故か怒る。
その他、ダムランド(dumb land=「バカの国」の意)というリンチがコンピュータで作成した短編シリーズアニメが3本。
「episode3 ドクター」
感電した主人公を心配して恋人が医者を呼ぶ。しかし主人公は何をされても感覚が無いという。しかし最後にアイスピックのようなものをコメカミに突き刺すと、主人公は怒り狂う。
「episode7 アンクルボブ」
知り合いの子供預かる主人公。予め子供の親から「手を挙げたら許さない」と釘を刺されている。
子供は、自分の頭を殴り、地団駄を踏み、つばを吐き、オナラをして、嘔吐し、最後は主人公を殴る。耐えに耐えてた主人公も、最後にはガマンならずに殴る。その瞬間、父親が帰ってきてしまう。
「episode8 アリ」
家に大量のアリが入ってくる。主人公は耐えかね、天井に張るアリを叩こうとして体勢を崩し、全身大怪我をする。顔以外を包帯でグルグル巻きにされた主人公の上を這うアリ。仕返しとばかりに足先から主人公の中にどんどん入り込んできて、主人公はパニックを起こす。
ちなみに5月2日に「DAVID LYNCH WORLD」というDVDが出るそうです!!1万5千円ですが、勿論買います。
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■davidlynch.com(アメリカのサイト)
■シネマトピックスオンライン